認知症の方も安心して外出できる
まちづくりをめざして。
高齢化に伴う認知症の増加により、認知症の方が自宅を出たまま行方がわからなくなる、いわゆる「徘徊(はいかい)」と呼ばれる行動が増えています。
でも、それは本当に「徘徊」なのでしょうか。
徘徊は「目的もなくウロウロする」という意味ですが、認知症の方も外出の際には、何らかの「目的」があったはずです。ただ、認知機能が落ちているため道にまよいやすく、目的地に着けなかったり、自宅に戻れなくなったりしているだけなのです。
それは「徘徊」ではなく「道まよい」です。
ミマモライドは、認知症の方のお出かけを地域で支えるシステム。ミマモライドがあれば、保護者が当事者の現在地を把握でき、その外出を落ち着いてみまもれるようになります。また、万一道まよいが発生した場合も、少人数での効率的な捜索が可能になるため、当事者の素早い発見・保護につながります。
現在、認知症は特別な病気ではなく、誰もが当事者になりうるものです。
当事者の方が尊厳と希望を持ち、地域社会の中でともに暮らしていける「共生社会」の実現を目指して、ミマモライドは住民・行政・企業が一体となって支えあう、認知症バリアフリーなまちづくりに貢献していきます。
ミマモライドがめざしている社会
- 道まよい時の大規模捜索が不要 お出かけの促進
- 当事者が安心して行ける場所が地域内に増え、ストレスなく生活できる 認知症の重症化をゆるやかに
- 家族や専門職が地域と連携して問題に対処できる土壌づくり だれもが安心して暮らせるまちに
ミマモライドのしくみ
認知症による「道まよい」を
自動販売機が発見し、
保護者にLINEで知らせます。
ミマモライドは、まちをみまもるネットワーク。「みまもりタグ」を身につけて外出した認知症当事者が、ミマモライド子機センサーを設置した自動販売機(みまもり自販機)のそばを通ると、子機センサーが「みまもりタグ」に反応し、その位置情報などを保護者のLINEに送ります。
まちに「みまもり自販機」が増えれば、当事者の外出を安心してみまもることができるだけでなく、道まよいが発生した場合も、少人数での効率的な捜索が可能になり、当事者の素早い発見・保護につながります。
自治体でミマモライドを
導入しませんか?
ミマモライドは、市町村などの自治体がサービス提供に必要な機材やシステムを導入・整備し、その運用を地元の住民や企業などが支援することで、持続的な活動の拡充を目指していくしくみです。地域にミマモライドが整備されていれば、認知症の方の外出を安心してみまもることができるだけでなく、道まよいが起きた際も当事者の現在地が把握しやすくなるため、少人数で効率よく捜索ができ、短時間での発見・保護につながります。まちにミマモライドを導入し、「認知症になっても、安心して暮らせるまちづくり」を始めませんか?